朝日 「大阪市長の下ろせぬ拳」sf市 — 2017年11月24日

朝日 「大阪市長の下ろせぬ拳」sf市

姉妹都市解消こだわる訳は 大阪市長の「下ろせぬ拳」?
半田尚子 吉川喬2017年11月24日

 米サンフランシスコ市に建てられた慰安婦像が市有化されたことを受け、大阪市の吉村洋文市長は60年にわたる姉妹都市関係を解消する考えを表明した。歴史ある関係を捨ててまで、吉村市長がこだわるのはなぜか。

10月23日夜、大阪市内のホテルで両市の姉妹都市提携60周年を祝うパーティーが開かれた。吉村市長は乾杯のあいさつを終えると、サンフランシスコから来日していた姉妹都市協会共同委員長のキャスリーン・キムラさんと別室に移り、約20分間会談した。

 ところが、会談後、キムラさんは人目につかない柱の陰にしゃがみ込むと、潤んだ目元を指でぬぐった。出席者によると、吉村市長から「サンフランシスコ市が慰安婦像を認めるなら、姉妹都市関係を解消する」と伝えられたという。

 サンフランシスコ市との関係は、前任の橋下徹市長時代に悪化した。橋下氏は2013年5月に「(戦中は)慰安婦は必要だった」と発言し、中国系、韓国系の住民も多いサンフランシスコで批判が高まった。同年6月に訪米を予定していた橋下氏だが、サンフランシスコ市側から「表敬訪問は受けない」と連絡があり、断念に追い込まれた。

 15年にはサンフランシスコ市議会に慰安婦像設置に賛成する決議案が提案された。橋下氏は「日本の事例のみを取り上げることによる矮小(わいしょう)化は、世界各国の問題解決にならない」と書簡で抗議したが、決議案は全会一致で可決された。

 当時を知る元大阪市議は、「(慰安婦問題は)譲れない」と言った橋下氏の姿と吉村市長を重ね合わせ、「わざわざ持ち出して刺激する必要はないのに」と首をかしげる。

 ログイン前の続き吉村市長は就任後、サンフランシスコ市に計5回、慰安婦像に対する抗議の書簡を送り続けてきた。今年9月には姉妹都市解消を持ち出した。大阪市幹部は「振り上げた拳を、下げられなくなってしまったのでは」との見方を示す。

 吉村市長は23日、朝日新聞の取材に「(サンフランシスコ市長が)署名したということは、日本側と認識が違う内容を世界に広めるのに同意したということ。非常に残念だ」と述べた。(半田尚子)

公明・自民から申し入れも
 大阪市議会では、サンフランシスコ市との姉妹都市解消に反対する声が上がる。公明と自民の市議団幹事長は22日、吉村市長に面会し、「慰安婦像の設置には反対」としつつ、姉妹都市関係は解消せず対話を通じて問題の解決を図るよう申し入れた。

 一方、市長与党の大阪維新の会が今年9月、慰安婦像の設置を再検討するようサンフランシスコ市に求める決議案を市議会に提出した際は、「外交は国の専権事項」(自民市議)などとして、公明、自民、共産が反対し、否決された。維新は市議会第1党だが、過半数には届いていない。

 ただ、解消に議会の議決は必要なく、吉村市長は手続きを進める方針だ。(吉川喬)

https://web.archive.org/web/20171124105656/http://www.asahi.com/articles/ASKCR4V6BKCRPTIL00L.html

「文大統領は、不可逆的な合意というのは、国民感情にそぐわないという思い」 — 2017年11月20日

「文大統領は、不可逆的な合意というのは、国民感情にそぐわないという思い」

「最終的合意」に難色=慰安婦問題で韓国補佐官
11/20(月) 18:16配信 時事通信

 【ソウル時事】韓国大統領府の文正仁・統一外交安保特別補佐官は20日、ソウルの外信記者クラブで会見し、慰安婦問題をめぐる日韓政府間合意について「文在寅大統領は、歴史問題では『最終的で不可逆的な合意を見た』というのは、国民感情にそぐわないという思いが強い」と述べた。

 朴槿恵前政権との合意を「最終的合意」として受け入れるのは難しいという認識を改めて示した形だ。

 合意をめぐっては、康京和外相直属の作業部会が交渉経緯などの検証作業を続けており、年内にも勧告を出す見込み。文正仁氏は「結果が出た後、外相や大統領府国家安保室、文大統領らが協議を経て対応を決めるだろう」と説明、現時点でどのような方針になるかを予断するのは困難という見方を示した。 
https://web.archive.org/web/20171120124541/https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171120X485.html

sf市慰安婦像 姉妹都市解消はやむを得ない  — 2017年11月19日

sf市慰安婦像 姉妹都市解消はやむを得ない 

米国の慰安婦像 姉妹都市解消はやむを得ない 2017年11月17日

 黙していれば、誤った歴史認識が一層広まる。厳しい姿勢で臨むのは、やむを得まい。

 米サンフランシスコ市で、中国系の民間団体が慰安婦の像を私有地に設置した。土地は市に譲渡され、像についても、市議会が寄贈の受け入れを全会一致で決定した。

 「性的に奴隷化された数十万の女性と少女の苦しみを証言するもの」「ほとんどが捕らわれの身のまま亡くなった」。碑にはこうした文言が刻まれている。

 史実を歪曲わいきょくした内容だと言うほかない。旧日本軍が慰安婦を強制連行したかのような誤った印象を与える。市議会が公的なモニュメントとしてのお墨付きを与えたことは、極めて遺憾である。

 サンフランシスコ市と姉妹都市提携を結ぶ大阪市の吉村洋文市長は「慰安婦像の受け入れ強行は、信頼関係を損ねる」と、懸念を表明した。提携解消の意向も明言した。うなずける対応だ。

 大阪市は再三、書簡を送付して慎重な対応を求めてきた。「碑文は、歴史の直視でなく、単なる日本批判につながる」「現地コミュニティーに分断を持ち込み、姉妹都市交流にネガティブな影響を及ぼす」といった内容だ。

 サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長は10月、「批判にさらされても、地域に対して応えていく」と、大阪市の要請を袖にする姿勢を示していた。

 一大勢力である中国系市民の意向を無視できないのだろう。

 両市は1957年の提携開始以来、市長の相互訪問や学生の交流事業などで親交を深めてきた。60周年の今年は、現地で記念事業が行われた。10月には代表団が大阪市を訪れ、歓迎会が開かれた。

 積み重ねてきた交流が、一部の民間団体の悪意に満ちた反日的な活動を契機として、台無しにされる。残念な事態である。

 米国では、グレンデール市やブルックヘブン市の公園にも慰安婦像が設置されている。いずれも背後には、韓国系の民間団体の活発な働きかけがあった。

 主要都市であるサンフランシスコ市に慰安婦像が設置された影響は小さくないだろう。

 歴史認識を巡る問題は、大阪市に任せて済むことではない。菅官房長官は記者会見で、「現地の大使館、総領事館を通じて、情報収集を行い、しっかり対応していきたい」と語った。

 政府は、今回の事態を招いたことを反省し、正確な史実を世界に発信せねばならない。

http://www.webcitation.org/6v5KkgnVq 読売

朝日社説 SF市と大阪市市民交流を続けてこそ —

朝日社説 SF市と大阪市市民交流を続けてこそ

(社説)姉妹都市 市民交流を続けてこそ
2017年11月19日05時00分

太平洋の両岸にある大阪市と米サンフランシスコ市。今年10月に満60年を迎えた両市の姉妹都市関係が危機に陥っている。

 サンフランシスコ市議会が今月14日、地元の市民団体が設置した慰安婦像を公共物として受け入れることを議決した。

 像の碑文には「旧日本軍によって数十万人の女性が性奴隷にされた」「ほとんどが捕らわれの身のまま亡くなった」といった表現がある。

 大阪市の吉村洋文市長は「不確かな主張で、日本へのバッシングだ」と再三抗議してきた。サンフランシスコ側が方針を覆さない限り、年内にも姉妹都市提携を解消する意向だ。

 ちょっと待ってほしい。姉妹都市の関係のもとで育まれてきた交流は、双方の市民の歴史的財産である。市長の一存で断ち切ってよいものではない。

 慰安婦の総数や詳しい被害の実態は、これまでの研究でも定まっていない。

 「違う」と考えることを「違う」と伝えること自体は大切だろう。だが、意見を受け入れなければ友好関係を解消するというのは、冷静さを欠いている。

 もともと姉妹都市は、国と国の関係と別に、「人と人」として、主に文化面での交流を深める目的で発展してきた。日米のようにかつて戦った国や、政治的に対立しあう国との間でも盛んに結ばれてきた歴史がある。

 国が違えば人々の考え方は違う。市民同士が息の長い交流を重ねることで、その違いを理解し、乗り越えていこうというのが、姉妹都市の精神のはずだ。

 歴史認識や領土問題が自治体の友好に影を落とす例はこれまでもあった。島根県が「竹島の日」を制定した05年、韓国・慶尚北道は「断交」を宣言した。中国・南京市も12年、戦時中の南京大虐殺はなかったとする河村たかし名古屋市長の発言に反発し、交流停止を通告した。

 これらのケースでは日本側が「問題と切り離して交流を続けるべきだ」と主張してきた。大阪市がしようとしていることはまさに逆だ。「人と人」の交流との原点に立ち返り、関係を続けていくべきだ。

 外交において歴史認識をことさらに問題視する大阪市の姿勢は、安倍政権と軌を一にする。

 韓国・釜山の日本総領事館前に、慰安婦問題を象徴する「少女像」が設置された際、安倍政権は対抗措置として駐韓大使らを一時帰国させた。

 ただ、現実は何の成果も出ないまま、日韓交流の停滞だけが残った。強硬措置がもたらす副作用も肝に銘じておくべきだ。

朝日 https://web.archive.org/web/20171119030717/http://www.asahi.com/articles/DA3S13234938.html?ref=editorial_backnumber

トランプ晩餐会 FT 性奴隷表現も —

トランプ晩餐会 FT 性奴隷表現も

Japan clashes with South Korea over shrimp snub at Trump dinner

Tokyo protests after US president served seafood from disputed Dokdo islands

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When Donald Trump visited Japan and South Korea this week, he hailed the strength of the US’s Asian alliances in tackling the threat from North Korea.

But no sooner had the American president left than the two longstanding US allies were again squabbling, this time over an unlikely fare: shrimp.

Less than a day after Mr Trump left the South Korean capital for Beijing, Japanese diplomats lodged a protest with their South Korean counterparts over the decision to serve the US leader “Dokdo shrimp” — crustaceans from waters around islets disputed by the two Asian nations.

The envoys also fumed at Seoul’s decision to allow a former sex slave during Japan’s wartime occupation of Korea to attend the state dinner between Mr Trump and South Korean President Moon Jae-in.

The diplomatic spat underscores the geopolitical and historical complexities of the region, which Mr Trump is attempting to unite against Pyongyang and its nuclear provocations.

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It also comes amid tentative signs of a broader regional reconfiguration, as Seoul resets its relationship with Beijing after both capitals last week drew a line under a year-long political feud.

“We didn’t even know that kind of shrimp existed,” said one Japanese diplomat, adding that South Korea was deliberately needling Japan with its well-publicised decision to serve the US leader with food from disputed islets.

“It is a time of continuing North Korean provocations. The US, South Korea and Japan should be co-operating to deter North Korea,” he added. 

Japan also objected to the presence at the state dinner of 88-year-old Lee Yong-soo, who was forced to work in a wartime brothel during Japan’s colonial occupation of Korea.

In 2015, the two nations signed a deal to “finally” and “irreversibly” resolve the so-called “comfort women” issue, with Japan paying about $9m to a foundation in support of the victims.

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Japanese diplomats said the decision to invite Ms Lee was contrary to the terms of the agreement.

In response to the official Japanese protest, as well as press inquiries about the decision to serve Dokdo shrimp, a South Korean foreign affairs ministry spokesman said: “We have decided the menu of a state dinner and invited guests considering various elements overall, so it is inappropriate to raise questions about this kind of matter.”

The South Korean-controlled Dokdo islands are known as Takeshima in Japan. Seoul and Tokyo share a common interest in denuclearising Pyongyang, but their relationship is often undercut by simmering historical and geopolitical disputes.

The US is likely to pay close attention to the latest spat amid signs that South Korea may be once again softening its approach towards China.

Last week the two nations agreed to end a year-long feud over Seoul’s decision to host a US-owned and operated missile shield, which Beijing says could be used to spy on its military developments.

The detente came soon after Kang Kyung-wha, South Korea’s foreign minister, announced that trilateral security co-operation between Washington, Seoul and Tokyo would not turn into a formal alliance — a prospect that had unnerved Beijing.

Additional reporting by Kang Buseong

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[下訳] トランプ晩餐会 米不快感(ヘラルド経済) —

[下訳] トランプ晩餐会 米不快感(ヘラルド経済)

美、韓国賓晩餐及びインドの太平洋論議に「不便気味」

-美の関係者「知人固める桁の日韓問題挟まかけ… 残念”

[ヘラルド経済=ドア再演記者]韓米首脳間の国賓晩餐会で日本軍「慰安婦」被害者イ・ヨンス(89)おばあちゃんがドナルド・トランプ、米国大統領と抱擁を分けて話題になっている中で、匿名を要求した複数の韓米・米政府関係者は10日、ヘラルド経済に「遺憾」という立場を明らかにした。

米側関係者は「韓米首脳間の親睦を深める場である国賓晩餐が韓日の歴史論争の「政治の舞台」(political podium)に転落したよう残念だった」とし「愉快ではない」と述べた。 韓米友好関係を固めなければするディナーが日韓「外交戦」に広がっもの不快感を示したものである。 この関係者は、「韓米首脳が主人公にならなければする桁に韓日歴史問題が浮き彫りになって残念」とし「韓日メディアで今回のことを浮き彫りにさせることを自制してほしい」と伝えた。

また、他の米国の消息筋は、「米国は、慰安婦の痛みを共感している」とし「しかし、日韓外交問題を韓米国賓晩餐会で「政治化」することは別の次元の話」と指摘した。

国務省で十数年の間、韓国関連業務を行うし、韓国課長を務めたデビッド・ストローブ世宗研究所客員研究員は、「トランプ大統領とイ・ヨンスさんとの抱擁が政策立案者によって「演出」されたものであれば、これに深刻な外交的欠礼」とし「米国として、日本でも、韓国も同盟国家だ。 韓日間の扱う問題に米国を引き込むうジェスチャーは不適切だ」と指摘した。 続いて「お友達を招待しておいて、「あなたの親友は、悪い奴だよ」というメッセージをくれれば招待されたゲストは、気持ち悪いしかない」と付け加えた。

米国政府は、今回の事件を日韓メディアの競争による「ハプニング」で整理しようとする動きを見せている。 マーク鯛大使代理は前日外交部の共同取材団とのインタビューで、トランプ大統領とイ・ヨンスさんが抱っこしたことについて、「韓国と日本のメディアが過度に解釈しようとするものだ」とし「単に人間のジェスチャーであった。 (トランプ)大統領はその招待ゲストを迎えただけ」と説明した。 鯛大使代理は7日国賓晩餐会で独島のエビが提供されたものについて質問を受けたときにサッと笑って「ノーコメントする」と「良い食事の席であり、良いパフォーマンスだった」とも答えた。

ストローブ客員研究員は、「過去2日間の韓米首脳会談の成果自体が大きかったので、今回のことは、小さな物足りなさに残る問題」とし「しかし、このような儀典が実務のミスではなく、意図的な演出だったら、韓米実務団の間に信頼の問題が生じる可能性がている」と批判した。

韓米関係者によると、ムン・ジェイン、政府は7日、主催したトランプ大統領の歓迎晩餐に招待するVIPのリストを米側に具体的に説明していないと伝えられた。 韓米関係者は「大統領府儀典側から前日VIPのリストを渡し受け、VIPのの配置がどのようになっているかは、通常、主催者で決定するので知っていなかった」と説明した。 駐韓米国大使館も「警護上の問題のために、全体のスケジュールや、社長の移動経路などについては、事前協議するのが原則」としながらも「国賓訪問の晩餐の前などは、なるべく主催側で用意してくれるようになる」と述べた。

一方、米国消息筋はトランプ大統領がムン・ジェイン大統領に提案した「インドの太平洋構想」は、日本が推進してきた構想という青瓦台の関係者の発言について、「米国は、アジア太平洋を越えてインド、東南アジア諸国との外交に力を入れてきた」と不快感ことを迂回的示すこともした。 青瓦台の関係者は、トランプ大統領が韓米首脳会談でドア大統領に「インドの太平洋地域の安全保障」に協力してくれることを提案したが、ドア大統領が一旦受け入れていないと明らかにした。 しかし、ノギュドク外交部スポークスマンは、外交部の定例記者会見で、「米国が新たに提示した戦略は、私たちの政策の方向とも一脈相通じる部分があると思う」と話して論議がおきている。

美, 韓 국빈만찬ㆍ인도태평양 논란에 ‘불편기색’

-美 관계자 “친분 다지는 자리에 한일문제 끼여들여…유감”

[헤럴드경제=문재연 기자] 한미 정상간 국빈만찬에서 일본군 ‘위안부’ 피해자 이용수(89) 할머니가 도널드 트럼프 미국 대통령과 포옹을 나눠 화제가 되고 있는 가운데, 익명을 요구한 복수의 한미ㆍ미 정부 관계자는 10일 헤럴드경제에 ‘유감’이라는 입장을 밝혔다.

미측 관계자는 “한미 정상간 친목을 다지는 자리인 국빈만찬이 한일 역사논쟁의 ‘정치무대’(political podium)으로 전락한 것 같아 아쉬웠다”며 “유쾌하지는 않다”고 말했다. 한미 우호관계를 다져야 할 만찬행사가 한일간 ‘외교전’으로 번진 것에 불편함을 표한 것이다. 이 관계자는 “한미 정상이 주인공이 돼야 할 자리에 한일 역사문제가 부각돼 유감”이라며 “한일 언론에서 이번 일을 부각시키는 것을 자제했으면 좋겠다”고 전했다.

또다른 미국 소식통은 “미국은 위안부 할머니의 아픔을 공감하고 있다”면서 “하지만 한일간 외교문제를 한미 국빈만찬에서 ‘정치화’하는 것은 다른 차원의 이야기”라고 지적했다.

국무부에서 십여 년 간 한국 관련 업무를 수행했고, 한국과장을 지냈던 데이비드 스트라우브 세종연구소 객원연구원은 “트럼프 대통령과 이용수 할머니와의 포옹이 정책결정자에 의해 ‘연출’된 것이라면 이는 심각한 외교적 결례”라며 “미국으로서는 일본도, 한국도 동맹국가다. 한일 간 다뤄야 하는 문제에 미국을 끌어들이려는 제스처는 부적절한 것”이라고 지적했다. 이어 “친구를 초대해놓고 ‘네 절친은 나쁜놈이야’라는 메시지를 준다면 초대받은 손님은 기분나쁠 수밖에 없다”고 덧붙였다.

미국 정부는 이번 사건을 한일 언론경쟁에 따른 ‘해프닝’으로 정리하려는 움직임을 보이고 있다. 마크 내퍼 대사대리는 전날 외교부 공동취재단과의 인터뷰에서 트럼프 대통령과 이용수 할머니가 포옹한 것에 대해 “한국과 일본 언론이 과도하게 해석하려고 하는 것 같다”며 “단순히 인간적인 제스처였다. (트럼프) 대통령은 그날 초대받은 손님을 맞이한 것뿐”이라고 설명했다. 내퍼 대사대리는 7일 국빈만찬에서 독도새우가 제공된 것에 대한 질문을 받았을 때 살짝 웃으며 “노코멘트하겠다”며 “좋은 식사자리였고, 좋은 공연이었다”고도 답했다.

스트라우브 객원연구원은 “지난 1박 2일간 한미 정상회담 성과 자체가 컸기 때문에 이번 일은 작은 아쉬움으로 남는 문제”라며 “하지만 이같은 의전이 실무진의 실수가 아닌 의도적인 연출이었다면 한미 실무단 사이에 신뢰문제가 생길 수 있다”고 꼬집었다.

한미 관계자에 따르면 문재인 정부는 7일 주최한 트럼프 대통령의 환영만찬에 초대할 귀빈명단을 미측에 구체적으로 설명하지 않은 것으로 전해졌다. 한미 관계자는 “청와대 의전 측으로부터 전날 귀빈명단을 전달받았고, 귀빈들의 배치가 어떻게 돼있는지는 통상 주최측에서 결정하기 때문에 알고 있지 못했다”고 설명했다. 주한 미국대사관도 “경호 상 문제 때문에 전체 일정이나, 대통령의 이동경로 등에 대해서는 사전협의하는 것이 원칙”이라면서도 “국빈방문에 대한 만찬의전 등은 가급적 주최 측에서 마련해주는대로 간다”고 밝혔다.

한편, 미국 소식통은 트럼프 대통령이 문재인 대통령에게 제안한 ‘인도ㆍ태평양 구상’은 일본이 추진해온 구상이라는 청와대 관계자 발언에 대해 “미국은 아시아태평양을 넘어 인도 및 동남아국가와의 외교에 힘써왔다”며 불편함을 우회적으로 나타내기도 했다. 청와대 관계자는 트럼프 대통령이 한미 정상회담에서 문 대통령에게 ‘인도ㆍ태평양 지역안보’에 협력해줄 것을 제안했으나, 문 대통령이 일단 수용하지 않았다고 밝혔다. 하지만 노규덕 외교부 대변인은 외교부 정례브리핑에서 “미국이 새로 제시한 전략은 우리 정책 방향과도 일맥상통하는 부분들이 있다고 본다”고 말해 논란이 일고 있다.

https://web.archive.org/web/20171114201646/http://heraldk.com/2017/11/09/%E7%BE%8E-%E9%9F%93-%EA%B5%AD%EB%B9%88%EB%A7%8C%EC%B0%AC%E3%86%8D%EC%9D%B8%EB%8F%84%ED%83%9C%ED%8F%89%EC%96%91-%EB%85%BC%EB%9E%80%EC%97%90-%EB%B6%88%ED%8E%B8%EA%B8%B0%EC%83%89/

米軍内部の性的暴行、4年で2万件以上 — 2017年11月18日

米軍内部の性的暴行、4年で2万件以上

米軍内部の性的暴行、4年で2万件以上 国防総省が報告書
11/18(土)

【AFP=時事】米国防総省が17日に公開した報告書で、2013年からの4年間に米軍施設で性的暴行が疑われる事件が2万件以上起きていたことが明らかになった。

 国防総省の性的暴行予防・対策室(SAPRO)が作成した報告書は、2013~16年度の間に軍で起きた性的暴行の疑いがある事件について詳細に述べている。これによると、陸軍は8294件、 海軍が4788件、海兵隊が3400件、空軍が8876件、報告されている。

 米国では現在、政界から芸能界、実業界まで、男性有力者によるセクシュアルハラスメントに関する新たな疑惑が毎日のように報じられている。

 国防総省では軍内部で起きる暴行について定期的に調査し発表しているが、今回の報告では報告された申し立ての根拠も記録されている。関係者によると、軍内部での性的暴行は2012年以降、減少しているという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171118-00000025-jij_afp-int
http://www.webcitation.org/6v3q6TgZq

韓国外務次官、慰安婦招待、問題を考慮せず — 2017年11月12日

韓国外務次官、慰安婦招待、問題を考慮せず

メニューが問題になるとは…韓国外務次官
2017年11月10日 NNN

 韓国でトランプ大統領を迎えた晩さん会で、竹島のエビが出され日本政府が不快感を示していることについて、韓国の外務次官は「このメニューが問題になるとは誰も考えていなかった」と話した。

 トランプ大統領が韓国を訪問した際の晩さん会で、日韓が領有権を主張する竹島のエビが出されたことや、元慰安婦を招待したことについて10日、韓国の国会で質問が出た。

 「外交的に問題がありそうだという考えが全くなかったのではないか」という議員の問いに外務省の林聖男次官は、「このメニューが問題になるとは誰も考えていなかった」と述べ、外交上の議論を呼ぶ可能性を全く想定していなかったことを明らかにした。

 元慰安婦の招待についても、こうした可能性を考慮しなかったとしている。

http://www.news24.jp/articles/2017/11/10/10377656.html

慰安婦招待、日米政府に相談なし トランプ氏歓迎会 — 2017年11月10日

慰安婦招待、日米政府に相談なし トランプ氏歓迎会

元慰安婦招待、日米政府に相談なし トランプ氏歓迎会
ソウル=牧野愛博2017年11月9日20時53分

韓国政府が7日に主催したトランプ米大統領の歓迎夕食会に、元慰安婦の女性が招待され、日韓が領有権を主張する竹島の韓国名を冠した「独島(トクト)エビ」が出された問題で、韓国大統領府は、外交省や日米両政府に対して元慰安婦の招待を事前に相談しないまま行事を推進していた。

複数の日米韓関係筋が明らかにした。大統領府は夕食会前日の6日夜、記者団にメニューや招待者を説明。ソウルの日米両大使館にも伝わった。

 日米両政府は元慰安婦の女性が参加することは知らされておらず、事実確認に走ったが、韓国外交省は把握していなかった。韓国政府は夕食会の直前になり、米側に元慰安婦の女性の参加を告げたという。

招待された女性は夕食会場でトランプ氏に近づき、握手をした後、両手を広げた。トランプ氏も自然な形で女性の肩を抱いてあいさつを交わした。出席者の一人は「マナー上、女性に礼儀を尽くした態度で、政治的な意図はなかったように見えた」と語った。

 韓国政府は米側に対し、この女性が2007年2月に米下院の公聴会に出席したことがあり、米韓の友好関係を象徴する存在だったと説明したという。女性は9日、韓国CBSラジオのインタビューで「トランプ氏に慰安婦問題の解決を訴えたかった」と説明。日本側の批判に対して不快感を示した。

 また、夕食会で出された「独島エビ」はトランプ氏がロブスターを好むため、似た食感の食材を提供したという。大統領府側から、日米両政府に対してエビの使用についての相談はなかった。

 一方、韓国外交省報道官は9日、「メニューと招待対象者は、諸般の要素を総合的に勘案して決めた。問題提起は適切ではない」と述べた。報道官は、こうした反論を外交チャンネルを通じて日本側に伝えたことを明らかにした。河野太郎外相は8日、この問題を巡って韓国の康京和(カンギョンファ)外相宛てに抗議していた。

 米国務省朝鮮部長を務めたデビッド・ストラウブ・韓国世宗(セジョン)研究所・世宗LSフェローはこの問題について「大きな問題とは言えないが、米国にとっては韓国も日本も友人。利己主義的と言われても仕方がない」と語った。

 韓国の専門家の一人も「国内行事ならわかるが、韓日の争いを国際行事に持ち込むのは幼稚ではないか」と語った。(ソウル=牧野愛博)

http://digital.asahi.com/articles/ASKC964CMKC9UHBI01Q.html?rm=293

ユネスコ失敗に挺対協の怒り — 2017年11月8日

ユネスコ失敗に挺対協の怒り

慰安婦資料登録先送り非難=支援団体「被害者に対話注文」-韓国

 【ソウル時事】韓国の元慰安婦支援団体「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)」の尹美香常任代表は1日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が「世界の記憶」(世界記憶遺産)への慰安婦関連資料の登録判断を先送りしたことに対し「保留の理由は日本政府や右翼と対話せよということだ」と批判した。強く反発し、「恐ろしい現実だ」と嘆いた。
 ソウルの日本大使館前で開かれた水曜日恒例の抗議集会で語った。ユネスコの対応を「(慰安婦の)歴史を消し去ろうとしている加害者と対話するよう被害者に注文を付けた」と非難した。

 文在寅大統領は先の大統領選で慰安婦問題をめぐる日韓政府間合意の見直しを公約として掲げた。にもかかわらず「検証を名分に何ら(公約を)果たしていない」と代表は文政権も批判した。(2017/11/01-17:17)https://web.archive.org/web/20171118220818/http://www.afpbb.com/articles/-/3148990?cx_position=9