慰安婦資料登録先送り非難=支援団体「被害者に対話注文」-韓国

 【ソウル時事】韓国の元慰安婦支援団体「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)」の尹美香常任代表は1日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が「世界の記憶」(世界記憶遺産)への慰安婦関連資料の登録判断を先送りしたことに対し「保留の理由は日本政府や右翼と対話せよということだ」と批判した。強く反発し、「恐ろしい現実だ」と嘆いた。
 ソウルの日本大使館前で開かれた水曜日恒例の抗議集会で語った。ユネスコの対応を「(慰安婦の)歴史を消し去ろうとしている加害者と対話するよう被害者に注文を付けた」と非難した。

 文在寅大統領は先の大統領選で慰安婦問題をめぐる日韓政府間合意の見直しを公約として掲げた。にもかかわらず「検証を名分に何ら(公約を)果たしていない」と代表は文政権も批判した。(2017/11/01-17:17)https://web.archive.org/web/20171118220818/http://www.afpbb.com/articles/-/3148990?cx_position=9